私の夢

私の夢って、べつに作文の題じゃありません。いやー、いままでに、起きてにっこりできるような夢をもたことないなって思う。ほとんどがパニックの夢。
まず,一番よくでてくるのが「人気のない田舎道。古い4速の車を運転している私。道はだんだん急な上り坂になり,狭くもなってくる。いちばんローのギヤに入れてももうエンジンめいっぱい、これ以上のぼれない。狭い,急な道なのでUターンもだめ。ああ、あと手と足がもう一本づつあったら、あと五、六メートル進めたら(そのあたりが頂上らしい)、この傾斜で,バックにいれられたらと、思いながらも,車の中でセミ状態になってる,私。」
これにはバリエーションがあり、歩いていてもこうなる場合があります。たいていは、断崖絶壁です。
これもよくあるんですけど、忘れ物のゆめ。
何かしてるとき、あっっと気がつくんですね、赤ちゃんとか,ペットとか,自分で生活のできないものをどっかに忘れてきてる事に。しかも,何年もそれに気がついてなかったことに気がつく私。
楽しいはずの,空中遊泳だって、私の場合,パニックです。地面から浮き上がってはいるけれど、ホバークラフトというか、ほんの少し浮いてるだけ。空を自由になんて素敵なもんじゃない。気をぬくと、ばたっと落ちます。アトム君のように足からぱたっりと着地するわけにいきません、足から着地するには、もっと高く浮いてないとだめなんです。なんせ地上40センチなので、障害物もおおいい。歩道の三角の立て看板、消火栓、そこらに箱がおちてたり、スーパーの袋が風に舞ってたり、一瞬でも気を抜くと,失速、墜落、あるいは障害物にあたってゲームオーバー。つかれる。
もちろん、クラシックな、今日から学校、でも私だけおばさん、時間割だって何十年まえにすててるし、ロッカーのかぎもない、それに一体今さら、何を勉強するのだか、と途方に暮れるわたし。
わーーまだまだパニックはつづくのだ。